解離性障害という精神障害を持ち、就職できずに専門学校を卒業してしまった私が、コンビニと事務員のアルバイト経験を元に
障害者はアルバイトができるのか・できないのかを説明していこうと思います。
障害者や普通のアルバイトを行う事は可能です
就職活動をしている障害者さんの多くが、このような疑問を持たれているのではないでしょうか?
「障害者は、障害者求人のお仕事しか応募しちゃいけないの?」
障害者は、健常者さんの一般求人に応募していいのか・してはいけないのかという疑問をまずは解決していきましょう。
結論から言いますと「障害者さんでも健常者さんの一般求人に応募するのはOKです。」
アルバイトだろうが正社員の募集だろうが、健常者さんの一般求人に、障害者さんが応募するのはまったく問題ありません。
ですので「私は障害者だから、一般の求人に応募できない」と思い込んでしまっている人は、勇気をだして、いろんなお仕事に応募してみましょう。
採用・不採用は面接官が決める
障害者でも、健常者さんの求人に応募ができるといいましたが、これはハローワークから応募することも・コンビニに働きたいと直接電話するのも両方可能です。
ただ、この場合「面接をしてくれるか・採用してくれるか」という2点が問題となります。
障害を持っている人を雇うことができない場合は、最初から面接をお断りされる場合もありますし
面接を行ったうえで、採用をもらえるかは、相手の判断次第になります。
採用されないかもしれないと思った方へ
「面接をしてくれるか・採用してくれるか」
この2つの問題、実は健常者でも変わらないんです。
私は障害を持ちながら、コンビニでアルバイトをしていたことから、オーナーからよく面接希望者の話を聞いていたのですが
・歳を取っているから、面接はお断りする
・少しの時間しか働けないから、お断りする
このようなことを理由に、健常者の方であっても、アルバイトの面接で合格できない人は多いのです。
歳を取った方のバイト探しをまじかで見ればわかるのですが「とにかく不採用の嵐」
私の母親は、60歳を超えても頑張ってアルバイトをしていますが、バイトが決まるまで、何社もバイトの申請を送り続けていたのです。
また、私がコンビニでアルバイトをしている時も、歳を取っている方や本当にわずかな時間しか働けない主婦の方などは、オーナーが面接をお断りしていました。
もしあなたが、障害者として働き先を探すことに、凄く怖いという気持ちを抱いているのなら「健常者だって、人によってはバイトで不採用をたくさんもらう」ことを知ってください。
健常者であっても障害者であっても、働き先を探す人は誰だって「勇気を出すしかない」と私は思います。
障害者のアルバイト採用率は低いの?
これは障害の種類・度合いによって大きく変わりますが、結論から言いますと「そこまで低くないです。」
これには、いくつか理由がありますので、1つずつ見ていきましょう。
- コンビニなどの飲食店は猫の手も借りたいほど人手不足だから
- 障害者を採用するいいきっかけになるから
- とりあえず雇ってみようという気楽な人も多い
コンビニなどの飲食店は猫の手も借りたいほど人手不足だから
24時間365日休みなしのコンビニ・ファミレスなどのチェーン店は基本的に常に「人手不足」です。
常に営業を義務付けられているお店で、人手が足りない時、お店では「オーナー」が働くしかないんです。
そのため、休みなし、1日16時間労働をずっと強いられるオーナーも中にはいます。
人手が足りないからと言って、コンビニは営業時間を減らすことはできないんです。
また、このようなお店で働いてみれば分かるのですが、このようなオーナーは、複数の店舗を掛け持ちして抱えている人もいます。
24時間不規則な生活をしながら、複数の店舗で人手が足りない時に働き続けるのは相当な重労働なんです。
そんな人にとって、働いてくれる人が来てくれるのはとってもありがたいこと。
障害を抱えていたとしても、試しに雇ってみようと思ってくれる場所もきっと多い事でしょう。
ちなみに私は、障害を持って、コンビニに障害があるけど働かせてくださいとお願いしたら一発で採用をもらいました。
1日4時間、時々、突然倒れてしまう解離性障害という持病を抱えながらも、周りの人にカバーしてもらいながら1年以上働くことができました。
障害者を採用するいいきっかけになるから
会社は従業員の人数の割合に応じて、障害者を雇わなければいけないという義務があります。
その割合に応じた障害者さんを雇っていない会社は罰金が取られるようになっていて、国が少しづつ、この障害者を雇わなければいけない割合を増やし、障害者雇用に力を入れてることをご存知ですか?
コンビニなどのお店でなくとも、事務員のアルバイトなどに応募してみると、障害者さんを雇い切れておらず、罰金を払い続けている会社に出会えるかもしれません。
そのような会社にとって、あなたは「罰金を卒業できる、障害者を雇用する機会を持ってきてくれた人」として歓迎される可能性があります。
ちなみにこの例は、私の実体験です。
昔のお仕事に恐怖症を抱えてしまった私は、アルバイトを始めようと思い、ハローワークに行きました。
そしたら、家から歩いて行ける場所にパソコンを使った1日3時間の事務作業ができる職場を見つけたのです。
ですがその求人は一般求人で、障害者求人ではありませんでした。
ダメもとでアタックしたら、罰金を払ってるから、雇いたいと言ってくれたのです。
障害者さんを雇う事は、会社にとって大きなハードルでもあります。
そのため、障害者さんを満足に雇えていない会社と言うのは、以外にも多いんです。
そういう場所に巡り合えば、障害者求人よりも高い確率で採用をもらえる可能性が出てくるかもしれませんね。
障害者さんは障害者求人と一般求人どっちがいいの?
これは障害の度合いによりますが、人によっては「一般求人」のほうがいいです。
なぜなら「障害者さんの求人に良いものがほぼない地域もあるから」です。
私は地方の田舎に住んでいるため、障害者求人は特に少なかったんです。
あるのは1日4時間の工場作業や草むしりなどでした。
1日4時間の最低賃金アルバイトでは、どうやっても生活していくことはできません。
障害者さんが年金に頼らず、満足に働ける求人が「障害者求人にどれだけあるかを考えると私はあまり良くないイメージが出てしまいます。」
そのため、障害者年金が受給でき、少ない時間から働けるお仕事をこなすのがベストだと感じている人は、障害者求人からお仕事を探してもいいと思います。
ですが、年金が受給できない、軽度と言われる辛い立ち位置の皆さんの中には、一般求人からお仕事を探すのも1つの選択肢だと私は感じます。
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